一口に「多汗症」といっても、多汗症にはいくつかの種類があり、それによって症状が現れる部位が異なります。一番よく聞くのは、腋多汗症ですが、他にも「顔多汗症」という多汗症もあります。多汗症の症状が顔に表れる場合には、何らかの病気が原因で引き起こされている場合がありますので、一度、病院で調べてもらったほうがよいでしょう。多汗症の症状が顔に出た場合に疑われる病気をいくつか紹介します。まず、更年期障害が考えられます。更年期を迎えることにより、卵巣機能の働きが低下して、エストロゲンという発汗を抑制するホルモンの分泌が低下して、顔の多汗症を引き起こしてしまうのです。この場合、顔に汗をかいても、すぐにその汗が引いてしまう、という症状です。不妊症につながることもありますので、注意が必要です。他にも、甲状腺機能亢進症や糖尿病の場合にも、顔に多汗症の症状が出ることがありますので、病院で診断してもらう必要があります。これらの病気が原因でなかった場合、原因は、「精神性発汗」と思われます。精神科や心療内科を受診して見ましょう。精神的なストレスを取り除くことで、顔多汗症の症状が改善される効果が期待できます。顔多汗症の治療には、塩化アルミニウムが処方されます。就寝前に顔に塗り、そのまま寝ます。朝、丁寧に洗顔して落としましょう。塩化アルミニウムは、目に入らないように注意しましょう。顔の多汗症に悩み、病院を訪れても、病気ではないといわれることが多く、そのことが更なる不安やストレスを与えかねませんので、顔の多汗症の悩みで、病院を受診するときは、なかなか病気として扱われないことを覚悟の上で、受診するようにしましょう。顔の多汗症は、何かの病気のサインかもしれません。
